あなたは、人を、神よりいくらか劣るものとし、これに栄光と誉れの冠をかぶらせました。

あなたの御手の多くのわざを人に治めさせ、万物を彼の足の下に置かれました。

すべて、羊も牛も、また、野の獣も、空の島、海の魚、海路を通うものも。

私たちの主、主よ。

あなたの御名は全地にわたり、なんと力強いことでしょう。

(詩篇8:5~9)

 

 

「アーッ、だめだ、アーッ、もう止まってくれ、アーッ誰か止めてくれ!」

年老いた男性の悲痛な叫び声が聞こえて来ます、見ているテレビの画面には、町を呑み尽くす巨大な津波の映像が写し出されています。

絶望的な男性の叫び声に、私は、腹わたが引き裂かれるような思いがしました。

私達の人生に於いて、大なり小なり、こうした叫びをあげざるを得ない時が何度かあるのではないでしょうか。

私自身も何度かあります。

聖書を見ます時に、神の御子イエス・キリスト様が湖の上で荒れ狂う嵐に遭遇なさった記事が出て来ます。

その嵐の湖の上でイエス様は命じられました。

「嵐よ、静まれ!」

すると嵐は静まり、波は静かになった、と聖書は語っています。

「大自然を造られた神様だから、そういうこともなさるだろう。私達、人間には、とても無理!無理、無理・・・・。」と思っていました。

ところが聖書を読むと、この自然界を造られた神様は、私達人間に、その管理を任せておられることがわかって来ました。

冒頭の聖書の言葉もそうです。

確かに私達人間には、何の力も権威もありません。

荒れ狂う大自然の力の前には、はなはだ無力な存在です。

しかし、神様は「イエス様に在って、この自然界を管理するように」と求めておられることがわかって来ました。

その時から私は、台風や嵐が来る前から「自然界のすべてを、その足の下に統治しておられる神の子イエス・キリストの名によって、台風の力よ砕かれよ。」と宣言して祈るようになりました。

この秋、九州では、1週間の間に2度も台風に襲われる、という経験をしました。

しかも、2番目の台風(10号)は、あの日本の台風史上、最大と言われた伊勢湾台風を凌ぐ台風になる、と言われ、気象庁も初の「警報」を出しました。

こんな台風がまともに来たら、たまったものではありません。

教会挙げて祈り始めました。

無論、多くのキリスト教会に於いても祈りが捧げられた、と思います。

ところが台風が到来する2~3日前になると、突然、その「警報」が無くなってしまいました。

そして、予定の日が来て、いよいよ台風が長崎~福岡に上陸するか、と思われていましたが、北部九州には、上陸することなく、そして、あまり被害をもたらすことなく殆ど真っ直ぐに朝鮮半島に抜けて行ってしまいました。

その後、台風の力が弱まった原因がわかって来ました。

「超巨大台風」と思われた(10号)、その前に到来した(9号)が海水をかき廻したために海水温度が低くなり、台風の力が急速に衰えたこと(気象台の発表)、台風が九州北部に達する頃、ジェット気流の流れが真北に向かったために、福岡の方に向かわず、殆ど真っ直ぐ朝鮮半島に向かったこと(韓国気象台発表)が伝えられました。

それから、程なくして、「台風12号が、中部日本から関東、そして三陸沖へ向かう」という情報がもたらされました。

これは日本列島にとっては、少し危険なルートです。

南海トラフ、関東直下、三陸沖――やがて巨大地震が発生するであろうと予想されている地域の真上を通る訳です。

実は「台風」は、大きな気圧の変化を伴うものですが、その影響は海の下の地殻にも大きな地圧の変化をもたらすと言われています。

幸い、台風はそんなに大きくはないものの、非常に敏感な地域を通ります。

様々な教会にも連絡をして、「台風が(東)の方向にそれるように!」と祈り始めました。

すると、本当に不思議なことに、台風が東の方に東の方に、とどんどんそれ始め、東南の方向に向かうようになりました。

そして、それ程大きな被害をもたらすことなく、日本列島から去って行きました。

これからは自然界にも、人間社会の中にも大きな崩壊が予想される時代に入って行きます。

しかし、私達は恐れることなく、神様の御前に本当に謙虚な者とされて、幼な子のように素直な信仰を持って神様に依り頼みつつ歩んで行きたいと思っています。